女性に人気の腕時計ブランド

「女性に人気の腕時計ブランドってどこ?」
「プレゼントにピッタリな時計ブランドを探している…。」
今回はそんな方におすすめ☆ 2021年の人気腕時計ブランドランキングを発表しています。
【彼女や妻・奥さんへのプレゼント選びにもどうぞ♪】

カルティエの人気腕時計♪

カルティエ時計コピー

「OLさんも御用達」カルティエ初の防水時計として発売されて以来、世界各国のセレブに愛用されている人気モデル。シンプルで洗練された表情はどんなスタイルにも合わせやすく「カルティエの入門腕時計」としてもおすすめです。

「不動の人気」戦車にインスピレーションを受け誕生したダイナミックかつエレガントな定番モデル。スクエア型のカッチリとした表情が大人の女性にこそ似合う、一生モノと呼ばれる名品です。

「飽きのこないロングセラー」カルティエが世界初の本格腕時計として1904年に発売してから、ほとんどデザインを変えてることなく売れ続けているモデル。

買取のプロがモンクレールを解説|人気モデル、サイズ、年式の判別方法 2020.12.17

■はじめに

ダウンウェアの最高峰と名高いモンクレールですが、ブランドの歴史は古く、1952年にフランスで創業されたと言われています。

現在に至るまで数々の有名デザインナーとコラボレーションしたデザインは、発表されるたびに注目を浴び、国内外問わずセレブ御用達のダウンウェアブランドです。

今回は、モンクレールの人気の理由を解説していきます。

モンクレールの歴史

1952年フランスのグルノーブル郊外で創業されたと言われています。
ブランド名はフランスグルノーブル郊外の”モネスティエ・ドゥ・クレルモン”の頭文字をとってモンクレールとなったそうです。

ダウンウェアの原点は、働くスタッフの防寒用に作成した、手足を出せる寝袋から生まれたとされています。
創業当時は登山用品の製造販売をしており、高品質のダウンウェアが世界各国の登山隊で採用され、絶大な支持を集めるようになりました。

また、モンクレールはフランス規格協会から、最高品質のダウンであることを認める証”キャトル・フロコン”が与えられています。
最高級のグースのダウンを使用し、職人によってひとつひとつ生産されているため、大量生産ができないという点も特徴の一つと言えるでしょう。

1980年以降は、日本国内セレクトショップにモンクレールのダウンウェアが置かれるようになり、有名芸能人がモンクレールを着用したところファッションアイテムとして注目を集め、今ではモンクレールのダウンウェアは冬のファッションには欠かせないアイテムとなりました。

■人気の理由

モンクレール

最高級ダウンウェアブランドモンクレールといえば、ブランドの象徴である左袖の特徴的なエンブレムです。
モンクレールのダウンウェアは品質や機能性だけでなく、女性らしい身体のラインが綺麗に見えるデザインが素敵です。
小柄な日本人向けのサイズや、人気のデザインの定番カラーは夏頃には完売してしまうとこもあり、直営店ではほぼお目にかかれないほどの人気です。

■モンクレールの定番ライン

モンクレールには多くのラインが存在しますが、その中でも注目のラインをご紹介します。

モンクレール

一般的に知られているベーシックなラインです。
カジュアル・スポーティなデザイン展開が多く、カラーバリエーションが豊富です。

モンクレール・グルノーブル  ライン

2010年頃に登場したラインで、創業した地であるフランスの村名「グルノーブル」が由来となっています。
ウィンタースポーツウェアが中心ですが、エレガントなデザインも展開されています。

モンクレール・ガムルージュ  ライン

2006年頃に登場。
ガム ルージュは「赤のライン」という意味があり、高品質で女性らしい洗練されたデザインのウェアが中心です。
モンクレールの中で最も高額ウェアが中心のレディース限定のラインです

モンクレール ジーニアス ライン

2018年頃登場。世界中の有名デザイナー8名とコラボレーションしたラインです。
毎月新しいコレクションが一つずつ発表されました。

それぞれのデザイナーが斬新で多様性のあるダウンウェアを発表し、その度に注目を集めています。
2020年には新たなデザイナーが加わり、話題となっています。

■人気モデルの紹介

ロングダウンウェア

HERMINE(エルミンヌ)
モンクレール_エルミンヌ

毎年大人気のモンクレール定番ダウンウェアです。
軽やかな質感が特徴で、Aラインのシルエットにウェストがシェイプされているため女性らしい印象になります。
また、全体的にゆったりとしているので、厚手のインナーを着ることもできます。

FLAMMETTE(フラメッテ)
モンクレール_フラメッテ

定番人気のモンクレールダウンウェアの1つです。
スポーティでシンプルなデザインなので、コーディネートで悩まずどんなお洋服にもマッチします。

HERMIFUR(エミルファー)
モンクレール_エミルファー

女性らしい曲線のロングダウンウェアです。
ゴージャスなファー使いが柔らかく、優美な雰囲気を加えています。
寒い日のお出かけにピッタリです。

RIBAFUR(リバファー)
モンクレール_リバファー

機能的なディテールで、快適さと動きやすさを兼ね備えたデザインです。
モンクレール独自のクラシックなキルティングとなっており、流行に問われず長くご愛用頂けます。

ミドル丈ダウンウェア

SUYEN(スイエン)
モンクレール_スイエン

エレガントなAラインのダウンウェアです。
ロングコートほど長くないので使い勝手がよく、ヒップが隠れる丁度よいミドル丈のデザインです。

BOEDO(ボエド)
モンクレール_ボエド

今年人気のブラウンコーディネートにピッタリなダウンウェアです。
取り外し可能なフォックスファーフードにベルト付きなので、色々なパターンで着回しが楽しめます。

ショート丈ダウンウェア

BADYFUR(バディファー)
モンクレール_バディファー

スッキリとウエストをシェイプした、ラインの綺麗なダウンウェアに、シャドーフォックスファーで縁取ったフードが女性らしさを演出してくれます。

ARPUILLES(アルピュル)
モンクレール_アルピュル

モンクレールグルノーブルラインのダウンウェアです。
防滴仕様のナイロン素材で収納式のフードがあり、機能性の高いデザインです。

ARNICA(アルニカ)
モンクレール_アルニカ

モンクレールガムルージュラインのウェアです。
スタンドカラーにあしらわれたクルクルとウェーブしたファーに、起毛感のあるカシミア混ウール生地はゴージャス感漂うデザインです。

RUBELLITE(ルベライト)
モンクレール_ルベライト

モンクレールジーニアスのウェアです。
ノワール ケイ ニノミヤの日本人デザイナー二宮啓さんがデザインした、花モチーフが特徴のアイテムです。

■最後に

高機能でデザイン性あふれるモンクレールのダウンウェアが気になった方は、ぜひこちらをご覧ください。

グッチ(GUCCI)の財布|その魅力とおすすめ・新作アイテムをご紹介

■はじめに

普段使いからフォーマルまで幅広いシーンで使用できるグッチ。
男女、年齢層問わず高い支持のある大人気ブランド。

グッチは1950年代に誕生し、ブランドを象徴するモチーフとして親しまれてきた「ホースビット」がリメイクされるなど、新作にも注目が集まっています。

今回はグッチの財布に焦点を当て、定番・人気モデルをご紹介します。

■グッチの魅力とは

1920年代に誕生したグッチは、世界で初めてデザイナーの名前をロゴにしたブランドとも言われており、そのことから「ブランドの元祖」とも呼ばれています。
創業から100年を経過した現在でも世界中の人々から愛され続けているグッチの魅力を2つのポイントからご紹介します。

1.長く使える品質の良さ

グッチの生みの親であるグッチオ・グッチがG.Gのイニシャルを使用したり、自分の名前をブランド名にしたのは品質保証のためと言われています。
それほど品質に対してこだわりと自信を持ち続けているブランドとも言えます。

現在でもその伝統は継承され、最高の品質で、長く愛用できるアイテムがたくさん揃っています。

2.伝統から流行までを兼ね備えたデザイン性

グッチは、ブランドシンボルであるG.Gをあしらったシンプルで伝統的なデザインから、アレッサンドロ・ミケーレが手掛けた花や蛇などの大胆なプリントデザインまで多様なデザイン性を備えています。

また、ラインナップも豊富にあり、後ほどご紹介する「GGスプリーム」や「GGマーモント」はアイコニックなデザインでありながら、シンプルなファッションが流行する現代にもマッチするものとなっています。

■グッチ おすすめの財布

ここからはグッチのおすすめ財布をご紹介していきます。
これぞグッチと思わせる定番シリーズから、希少性が高いコラボアイテムまでご紹介します。

GGキャンバス
グッチ_GGキャンバス

品番:363423 KY9LG
サイズ 横×縦×マチ(幅) :19✕10.5✕2.5
札入れ2 小銭入れ1 カード入れ12

グッチを代表するGGパターンのキャンバスが使われた財布です。
キャンバス生地なので軽くて使いやすく、GGロゴのモノグラムがチープさを感じさせないモデルとなっています。

GGスプリーム
グッチ_GGスプリーム

アラウンドジップウォレット
品番:410102 KLQHG
サイズ 横×縦×マチ(幅) :19✕10✕2.5
札入れ3 小銭入れ1 カード入れ12
国内定価:¥72,000- (抜)

キャンバス生地の弱みである水濡れ、汚れに対してポリウレタン加工で耐性を強化したものがGGスプリームです。
グッチの定番ラインの一つで、他の様々なラインにも使用されています。

GGブルームス
グッチ_GGブルームス

アラウンドジップウォレット
品番:404071 KU21N
サイズ 横×縦×マチ(幅) :19✕10✕2.5
札入れ3 小銭入れ1 カード入れ12
参考上代:¥76,000- (抜)

GGスプリームにフラワープリントを施したエレガントなデザインとなっています。
このラインは、2015年にミケーレがデザイナーに就任した際に出した初めてのコレクションでもあります。

GGスプリーム プリントシリーズ

GGスプリームキャンバスにプリントが施されたデザインは他にも様々な種類があります。その中から2種類ご紹介します。

グッチ_GGスプリーム

▼アラウンドジップウォレット

品番:410102 9F26G
サイズ 横×縦×マチ(幅) :19✕10✕2.5
札入れ3 小銭入れ1 カード入れ12
参考上代:¥76,000- (抜)

1970年代に登場したビー(ハチ)のデザインがゴールドで全体にプリントされています。
アイコニックなデザインとなっているため、シンプルなファッションがお好きな方にはワンポイントアイテムとしてオススメの財布です。

▼アラウンドジップウォレット

グッチ_GGスプリーム


品番:451273 K561N
サイズ 横×縦×マチ(幅):19×10×2.5
札入れ3 小銭入れ1 カード入れ12
参考上代:¥76,000- (抜)

知性と権力の象徴であるキングスネークを、中央に大きくプリントしたデザインです。
定番ラインとは異なり、大きく描かれたプリントがより印象に残るアイテムです。
ファッションの中にも遊びを取り入れたい男性にオススメです。

オフィディア

▼フラップフォレット

グッチ_オフィディア


品番:523153 961WG
サイズ 横×縦×マチ(幅):19×10×2.5
札入れ2 小銭入れ1 カード入れ12 ポケット3
参考上代:¥79,000- (抜)

オールドグッチな印象を持つこのラインは2018年にミケーレによりデザインされました。クラシカルなデザインで、誰もがグッチと分かるのも人気の理由の一つとなっています。
流行であるタイムレスなファッションにもあわせやすいのではないでしょうか。

■最後に

伝統的かつ、現在でも注目を浴びるデザインを生み出し続けているグッチ。多くのデザインの中から、ご自身に似合うアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

xC(クロスシー)

xC(クロスシー)

時に可愛く、時にアクティブに、OLさんの手元を彩る”大人の腕時計”が揃っているxC。

日本の腕時計メーカー シチズンのレディース腕時計ブランドで「コスパ優秀・仕事にも◎なシンプルさ・高い機能性」の3拍子揃っています。

OLさんに人気の腕時計♪

シチズンxc腕時計1

 【1位】EW3220-54A / EW3224-53W 

ビジネス・カジュアルのどちらでも使えるシンプルな人気モデル。
定期的な電池交換・時刻合わせが不要。日付・曜日の表示まで付いていてコストパフォーマンスも優秀です!

シチズンxc腕時計2

 【2位】EG2874-57W / EG2872-52A 

優雅で女性らしさあふれるレディースモデル。
こちらも定期的な電池交換と時刻合わせは不要。細長い形なので、休日はブレスレットと重ね着けを楽しむこともできます。

シチズンxc腕時計3

 【3位】ES8130-61A / ES8130-70E 

さりげなく付けていたい方にぴったり!華奢なサイズ感のレディースモデル。
ソーラー、電波、日付表示など実用性も高くてお仕事にも最適です。

ウールリッチ(WOOL RICH)

ウールリッチについて

私らしい冬のラグジュアリーに出会える「ウールリッチ」は、ダウンの新定番として今注目を集めるアメリカの老舗ブランド。

その人気の理由は、大人の女性にうれしい”工夫”に満ちているから。多彩な冬のシーンに、いつだって自信をくれる美しく機能的なダウンが揃っています。

ウールリッチの人気ダウン&コート5選

ウールリッチ1


これ欲しい♪264ウールリッチ初心者にもおすすめな、アンダー10万円の人気ナンバーワンダウン。
”いいもの”なのに優しいプライスが嬉しいのもさることながら、着心地のよいボックスタイプの絶品シルエットも女心をくすぐります。


ウールリッチ2


これ欲しい♪277ファーとコートを同色にした、洗練された都会に似合う大人のための上品モッズダウンコート。カジュアルすぎたり男っぽく見えたりすることもありません。
とろけるようになめらかなラビットファーやマットな生地感も、品のよさを後押し。中でもネイビーは上質感満点で、リュクスな場所にも着ていけます。


ウールリッチ3


これ欲しい♪137暖かさ、可愛さ、使いやすさ。アウターに求める理想の条件をことごとくクリアしたダウンベストは、何といってもボリュームファーが人気のカギ。
着こなしに合わせて取り外しもできるので、秋から春先まで長く、幅広いシーンに大活躍してくれます。


ウールリッチ4


これ欲しい♪428ウールリッチの代表格でもある「ARCTIC PARKA」をフォックスファーで贅沢に仕上げた一着は、まさに大人向きでコンサバ&エレガントなファッションにも◎。
比翼仕立てやフラップポケットなどすっきり見えにもこだわっているので、きれいめワンピとも品よく着こなせます。


ウールリッチ5


これ欲しい♪46正統派モッズコートとフードつきの中綿ライナーがドッキング。単品で、重ねて3WAYで使えて着まわし抜群なうえに、ライナーを外せば家で「洗濯できる」のも魅力的。

ダウン並みの暖かさを確保しつつも、軽く動きやすく、見た目もスタイリッシュなモッズコートはカジュアルにもお仕事の通勤にも最適。

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tehenの人気ブーツ3選♪


メゾンマルジェラ 靴 偽物
■お手頃&カワイイを叶える隠れた人気ブランド♪
可愛くておしゃれで、それでいて履き心地のいいブーツ。フランス生まれのシューズブランド「テーン」は、そのふたつを両立しているから、毎日の通勤にも休日のおでかけにも大活躍! ますますオシャレに磨きがかかること間違いナシ。

tehenの人気ブーツ3選♪

tehen1

これ欲しい♪18くしゅっとしたリボン&バックルの甘系ショートブーツ。スエード調素材もあって、優しげな印象を演出してくれます。


tehen2

これ欲しい♪30定番的なサイドゴアブーツは、バックのお洒落キルティングが差をつけるポイント♪ スニーカーのように歩きやすいと評判の「4cm低ヒール」も特徴です。


tehen3

これ欲しい♪9もこもこファー×リボンのとっても可愛いショートブーツ。女子力UP間違いなしの一足は、男性ウケも抜群でデートやお出かけにぴったり♪

クリスマスアクセサリー


シャネルは、いくつかの素晴らしいバッグとアクセサリーに言及する価値があるクリスマスシーズンに向けられている若干の純粋に退廃的な善良さで我々を甘やかします。


改造クラシックシャネル2.55は一致するdorseysと見事な金属アリゲーターのバージョンに沿って来ている.ちょうど息をのむような美しさを解決し、あなたが後に追加する何かを参照してください。
シャネルパテントダブルフラップバッグ、美しい、鮮やかな赤、金属製のヒントとCCの詳細とシャネル特許ウェッジサンダルと一緒にショーを盗むにバインドされています。シャネル – Wikipedia私はサンダルの大ファンではありませんが、そのダブルフラップの頂上にチェインレザーストラップとCCクラスプ付きバッグは、私はそれがさらに好きになります。


その金属、樹脂と真珠の魅力でシャネル宝石帯が装飾的なバッグに素晴らしい追加をマークする間、わずかにより大きなシャネル特許ダブルフラップバッグはメタリックダークブルー陰で来ます。


最後に、カーフスキンとラムスキンの間の素晴らしいシンジケートは、この面白いシャネルのquitedショルダーバッグになります。シャネル ピアス 偽物対照的な色とシャネル典型的なキルトの詳細は、このバッグを私の本で勝者にします。


これらのシャネルのハンドバッグを注文するには、シャネルのリング(50)で550 – 0005を与える-お客様の担当者は、価格や可用性などの追加情報を与えるために喜んでいることでしょう。私は彼らに彼ら自身に電話をします、しかし、我々の外から800の数字を呼ぶことは可能でありません。

渋野日向子着用の「ビームス ゴルフ」ポロシャツが再販

「ビームス ゴルフ(BEAMS GOLF)」はウエア契約を結ぶ女子プロゴルファー、渋野日向子選手が「AIG全英女子オープン」優勝時に着ていたカラフルなポロシャツの再販売を決定した。優勝記念モデルとして、新たにポロシャツの左胸に「ビームス ゴルフ」のロゴを配し、ウィメンズに加えてメンズサイズも用意。8月9日11時から、ビームス公式オンラインショップとビームスゴルフ取り扱い店舗をはじめとした全国のビームス店舗にて予約を受け付け、9月中旬の引き渡し及び発送を予定する。価格は1万4000円。

渋野選手が4日目の決勝ラウンドで着用していたポロシャツは「ビームス ゴルフ」の2019年春夏ウィメンズコレクションだ。素材に吸水速乾素材“ドライマスター(DRY MASTER)”を採用し、さまざまなモチーフをカラフルに散りばめたプリントが特徴。

渋野選手と「ビームス ゴルフ」のウエア契約は、「ビームス ゴルフ」の事業本部長の知人の紹介がきっかけで、5月14日からスタートした。「AIG 全英女子オープン」では連日「ビームス ゴルフ」のウエアを着用していたが渋野選手が優勝すると、問い合わせが殺到し、いずれの商品も完売状態。メルカリなどの二次流通サイトでは3万~4万円ほどで取り引きされるほど人気が上がっている。ビームスも8日の「朝日新聞」や「読売新聞」「毎日新聞」「日本経済新聞」などの朝刊6紙に“BEAMS Smile Cinderella”と書いた全面広告を出し、祝福モードだ。

「ビームス ゴルフ」はビームスが2011年にスタートしたゴルフレーベル。アメカジやアウトドア、ストリートファションの要素をゴルフウエアに落とし込んだ“オレンジレーベル”と、クラシックなゴルフウエアをモダンにアップデートした“パープルレーベル”で構成する。ファッションブランドや「New みんなのゴルフ」とのコラボなどユニークなグッズも数多く企画する。

なお、今回発売するポロシャツは予約が予定数に達し次第、受付を終了し、1品番につき、1人1点までの購入制限を設ける。

米ラグジュアリーリセール企業が人気ブランドランキングを発表

ラグジュアリーブランドの中古品を扱う会員制ECサイトを運営するザ・リアルリアル(THE REALREAL)は人気ラグジュアリーブランドと再販市場におけるトレンド傾向に関するリポートを公開した。同リポートは過去1年間に同サイト内で販売された数百万点のアイテムと購買客から収集したデータに基づいている。

同社は2011年の創業以来目覚ましいスピードで成長しているラグジュアリー2次流通の代表的な存在で、現在はeコマースに加えてニューヨーク・ソーホーなどに3つの実店舗をオープンし、全米11カ所に宝石鑑定士や時計職人など専門家が常駐する委託品受付オフィスを構える。今年6月には株式の新規上場(IPO)を実施し、開始数分で株価がほぼ50%増の29.9ドル(約3169円)まで上昇、時価総額は約25億ドル(約2650億円)となった。

リポートによれば人気トップ10の1位は「グッチ(GUCCI)」、2位は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、3位は「シャネル(CHANEL)」。「グッチ」は2位、3位との差を広げ続けているという。ダッドスニーカー“トリプルS(Triple S)”の人気が寄与した「バレンシアガ(BALENCIAGA)」もランクインし、成長率が102%増でトップ10のブランドの中で最も高い成長率を記録。スニーカーがブランドに与える影響は大きく、「ディオール(DIOR)」は同99%増、「フェンディ(FENDI)」は同89%増だった。これら3ブランドの需要が最も大きい層はミレニアル世代だ。

ラティ・レヴェスク(Rati Levesque)=ザ・リアルリアル最高執行責任者は「上位の2ブランドは新鮮な視点のコレクションを提供することで、人口構成が変化するラグジュアリー・ショッパーにうまく順応した。『グッチ』の大胆なマキシマリズムから『ルイ・ヴィトン』のストリートウエアに影響を受けたデザインまで、ミレニアル世代の支持を得る独自性がある」と述べた。

同社のサーシャ・スコーダ(Sasha Skoda)=ウィメンズ・マーチャンダイズ・ディレクターは「ルイ・ヴィトン」が躍進した理由を「より楽しみがあり、独自のプリントをうまく活用している」と語り、ほぼ全てのカテゴリーでトップを占拠する「グッチ」については、「1次流通市場での成長が鈍化しているという情報があるが、再販市場ではまだその傾向は見られていない」と言及した。

18年にフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が退任し、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が新たにアーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターに就任した「セリーヌ(CELINE)」はトップ10から外れており、同氏はエディのファーストコレクションに対する痛烈な反応について言及し「新生『セリーヌ』で何が起こるか人々は見守っている」と語った。また「消費者は次なるビッグブランドを探している。それは『ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)』かもしれないし、最も検索された新興ブランドの一つかもしれない」とも述べた。新興ブランドには「スタウド(STAUD)」や「カイト(KHAITE)」「トーテム(TOTEM)」「レジーナ ピョウ(REJINA PYO)」そして「サンディー リアング(SANDY LIANG)」も挙がっている。

時間が経っても再販価値が落ちないインベストメント・バッグについては、購入価格に対して平均93%で再販される「エルメス(HERMES)」の“ケリー(Kelly)”といったクラシックな定番がけん引。一方で“IT”バッグは平均再販価値が80%から始まり5年目には60%を下回るため、売り手は投資収益率を最大化するために迅速に動く必要があるという。「ラグジュアリーハンドバッグは真に投資対象になるが、スタイルに持続力があるかどうかがリセール市場での価値に劇的な影響を与え得る」とスコーダ=ディレクターは話し、購買客は最終的に再販することを考えて商品を選ぶことに精通しているとも付け加えた。価値が上昇して再販が増えている新たなバッグには「ジャックムス(JACQUEMUS)」の“ル・チキート(Le Chiquito)”や「クロエ(CHLOE)」の“クロエ C(Chloe C)”、「フェンディ」の“モン トレゾール(Mon Tresor)”、「プラダ(PRADA)」の“シドニー(Sidonie)”、「ルイ・ヴィトン」の“ドーフィーヌ(Dauphine)”があるという。

カテゴリーごとのマクロトレンドも明らかになっており、検索数が前年の4.8倍だったストーン付きヘアクリップや4.6倍だったタイダイ柄アパレル、4.5倍だったネオンカラー、2.6倍だったブレザーのほか、カーディガンやシアー素材のアイテム、PVCなどが挙がった。

フランチェスコ・ラガッツィがデザインするイタリア発のラグジュアリー・ストリート・ブランド「パーム・エンジェルス」2019-20年秋冬コレクション MASATO ONODA / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
ストリートウエアは1次市場で供給に制限を設けたことが再販の急増をもたらし、検索需要の伸びが3.8倍だった。スニーカーとストリートウエアの専門家ショーン・コンウェイ(Sean Conway)氏は「過去1年間で(需要の)大きな上昇が見られた」と語り、ユニセックスの概念と目立つ商品デザインが成長に寄与しているとも述べた。ミレニアル世代やジェネレーションX、女性層からの需要も伸長しており、女性のメンズのストリートウエアの購買率は前年比95%増だった。

同カテゴリーのブランドで成長率が高かったのは前年の27倍だった「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」で、次いで26倍だった「ナイキ×オフ-ホワイト(NIKE X OFF-WHITE)」、10倍の「ベイプ(BAPE)」「オフ-ホワイト(OFF-WHITE)」、6倍の「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」だった。スニーカーブランドのトップは7倍の「イージー(YEEZY)」で、そこに「プラダ」「バレンシアガ」「ナイキ(NIKE)」「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」が続いた。

ストリートウエアのバイヤーのほとんどがラグジュアリー・ブランドでは「グッチ」、次に「プラダ」そして「ルイ・ヴィトン」を買い付ける。ドミニク・ハラス(Dominik Halas)=ザ・リアルリアル メンズウエア・アーカイブ・エキスパートは「ヴィトンはヴァージル・アブローのメンズウエア・アーティスティック・ディレクター就任と素早いドロップで2番手に近づくだろう。イージーが依然として最高位なのは非常に認知度が高く、履くために購入する人々にとってエントリーレベルのスニーカーであるからだ」と語った。

同社はまた環境そしてサステイナビリティーへのファッションの影響も重視されていると述べ、顧客の82%が同社で買い物をする大きな理由にサステイナビリティーを挙げたと指摘した。消費者の93%がサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)やノードストロム(NORDSTROM)、ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)、ブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE’S)といった百貨店で買い物をする一方で、32%はファストファッションからザ・リアルリアルへ移ったと回答したという。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う

“パロディー”が認められる時代に!? 「グッチ」が解く新しいクリエイション

「グッチ(GUCCI)」は2019-20年秋冬コレクションで、NYブルックリンを拠点に活動するカナダ人アーティスト、トラブル・アンドリューこと、トレバー・アンドリューとコラボレーションし、彼のグラフィティ作品を使ったアイテムをランウエイで披露した。アレッサンドロ・ミケーレ「グッチ」クリエイティブ・ディレクターは、世界中の有名無名アーティストを起用したプロジェクト「‪#‎GucciGram‬」を始め、ブランドの世界観を踏襲しながらも新しいビジュアルを開拓してきた。冬季五輪に出場経験のある元スノーボーダーという異色のバッググラウンドを持つアンドリューは、「グッチ」の「GG」のモノグラムを使い、いわゆるパロディーのグラフィティを3年ほど描いてきた。ミケーレのクリエイションにおいて、アートは重要な要素の一つ。今シーズンはこれに加え、アンドリューによるストリート感をプラスし、トレンドの一つである“ユース”なマインドを強調した。

ミケーレとアンドリューの出会いは、「グッチ」の2016年プレ・フォール・コレクションを撮影したアリ・マルコポロスが、アンドリューの作品について教えたことに始まった。ミケーレはすぐに作品を気に入り、ジャマイカにいたアンドリューは「グッチ」からの連絡を受け、急いでローマに向かったという。アンドリューにどうして「グッチ」なのかと聞くと、「まず一つは、今最も勢いのあるメガブランドであること。『グッチ』のGは“GOD(神)”っていう意味でもあるよね。僕らの周りでも、『調子どう?』って挨拶する『What’s good?』を『What’s Gucci?』って使っているほど。ブランドの偉大さはみんな知っているし、パロディーも面白く思ってくれているよ。“グッチゴースト”と呼ぶキャラクターは、GGのロゴを使ったお化けは、ハロウィーンでシーツを被った仮装をしたときに生まれたんだ」と語る。ミケーレはアンドリューによる大胆なパロディー作品について、「ブランドのシグニチャーを使ったトレバーの作品を見て、すごく才能があると思った。“コピー”とは全く違うアイデア。GGを使ったグラフィティは、ストリートの世界に引き込んでくれるし、NYのエッセンスがあるから、キース・へリングの作品をもほうふつさせる。きっとトレバーはヘリングの息子の一人なんだよ」と振り返る。

ミケーレのクリエイションには、常にストリートの要素が欠かせない。今シーズンは特に、アンドリューの作品の“ロゴ”をアクセントに盛り立てた。「僕は予測できないようなファッションストリートのスタイルを作りたいと思っている。まさに、職人技を駆使したイタリアンブランドによるストリートのためのオートクチュール。ストリートでシックになることをためらわなくていいジーンズに合う着心地のいい服が大事だ。トレバーは作品の色使いや僕たちが作るブランドのパワーをとてもリアルに変換してくれている。僕自身、リアルとアンリアル(非現実的)の対照的なアイデアはとても好きだから、トレバーの“アンリアル”な作品をリアルにしたいと思った」。アンドリューも「スケートボードやロゴのアイデアもとても重要だ。身に付けるだけで、自信がついて主張的になれるよね。だからロゴの力ってすごい。僕もリスクをとるし、アレッサンドロもそうだ。製作期間は長くはなかったけれど、彼はフリースピリッツの持ち主だから、僕に自由にモノ作りをさせてくれたし、音楽をかけながらとてもいいムードで進めることができたよ。ゼロストレスで常にとても楽しかった」と成果を話した。

グッチの新作レザーバッグ「グッチ ズゥミ」インターロッキングG×ホースビット

グッチ(GUCCI)は、2019年春夏ウィメンズコレクションの新作バッグ「グッチ ズゥミ(Gucci Zumi)」を2019年3月15日(金)に発売する。

「グッチ ズゥミ」は、2019年春夏コレクションのランウェイにもモデルとして登場した女優・ミュージシャンのズゥミ・ロソウの名前が由来の新作バッグ。

グッチのアイコニックなモチーフである、インターロッキングGとホースビットの金具をあしらった、スタイリッシュかつ実用的なデザインが特徴だ。シルバー×ゴールドのメタルを組み合わせるアイディアは、アレッサンドロ・ミケーレがグッチのアーカイブから発見して復刻したもの。

「グッチ ズゥミ」は、トップハンドルバッグ、ショルダーバッグ、スモール トートバッグの3型を展開。トップハンドルバッグには、上部に独特なダブルリフト ロック クロージャーがあしらわれている。長さの調節できるレザー ショルダーストラップや、ジッパー付きコンパートメント、ポケットなど、実用的なディテールにも注目したい。ストロベリープリントのモデルは、ポップな表情と上品さが相まってユニークな優雅さを見せる。

チェーンを取りはずしてクラッチバッグとしても使える2WAYのショルダーバッグは、スモールとミニの2サイズを用意する。長さを調節できるレザーのトップハンドルとリアポケット付きで、多様なスタイルに組み合わせられる1品。ミニショルダーバッグには、トップハンドルバッグと同じくストロベリープリントも揃える。

スモール トートバッグは、1960年代のグッチのバッグからインスピレーションを得たデザイン。素材は、アリゲーター、リザードの2種類で展開する。リュクスな雰囲気だけでなく、バッグ内部の構造がすっきりとしており、物の出し入れが容易にできる実用性も魅力的なポイントだ。

・ストロベリープリント トップハンドル(33.5x26x11.5cm) 388,000円
・ストロベリープリント ミニショルダーバッグ(18.5x11x3.5cm) 245,000円
・リザード ミニショルダーバッグ(18.5x11x3.5cm) 402,000円
・リザード トートバッグ(25x19x8cm) 650,000円

「シャネル」の人気“卵型ハンドクリーム”が真っ黒に エイジングケア効果をプラス

シャネル(CHANEL)」は8月16日、2017年に発売以来人気の“卵型ハンドクリーム”「ラ クレーム マン」にエイジングケア効果をプラスした「ル リフト ラ クレーム マン」(50mL、7700円)を発売する。丸い形はそのまま、黒いパッケージに身を包んで誕生する。また、エイジングケアライン「ル リフト」には新美容液「ル リフト セラム」(30mL、1万6500円)も同日発売する。

植物由来やナチュラルな成分にこだわりながら高い安全性と効果を追求した「ル リフト」。「ル リフト ラ クレーム マン」は、度重なる手洗いや紫外線などによるストレスなどで日々ダメージを受ける手にハリと潤いを与える。1000人以上の女性の手の画像を研究して導びかれた処方は、「ル リフト」ラインに共通するエイジングケア成分3.5−DAに加え、アルファルファ濃縮エキスを配合し、きめ細かでふっくらとした印象を取り戻す。さらに保湿成分のシアバターやヒアルロン酸などのほか、ブライトニング効果を発揮するリコリスエキスも含み、明るく整ったトーンに導く。

また、「ル リフト セラム」はフォーミュラの93%に天然由来成分を実現。仏ドローム地方で栽培され、さまざまな環境に対する順応性と高いストレス耐性を持つブラックペパーミントを配合した。抗酸化作用などが期待されるロスマリン酸を豊富に含有するブラックペパーミントPFAを独自の方法により抽出。さらにそこに脂肪鎖を結合させ、活性酸素の発生を抑制するブラックペパーミントリロスを形成したほか、グリセロール鎖を結びつけることにより、肌表面に働きかけて紫外線や大気汚染などの環境ストレスから肌を守るブラックペパーミントハイドロロスを形成した。さらにアルファルファ濃縮エキスを配合し、これらの成分を組み合わせることによって肌の酸化の原因に多角的にアプローチする。

「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」を語る上で欠かせない2つのキーワードは、“ユーティリティ(UTILITY、日本語で「機能的」の意味)”と“ダイバーシティ(DIVERSITY、日本語で「多様性」の意味)”だ。デザイナーのマイケル・コースは常に、「デジタル社会の今、毎日を忙しく過ごす女性にとって美しくも機能的な洋服とは何か?」を考え、次に「それは、人種や年齢、体型を問わず、あらゆる女性にとって美しいものか?」を見極める。そして、この2つの基準を同時にクリアした時、洋服やアクセサリー、スタイルは初めて「マイケル・コース コレクション」の名前を冠して世に放たれる。

そんなマイケル・コースは今シーズン、まずは“ユーティリティ”を考え、ついにラクチンなスタイルの極みとも言える南の島に上陸。コレクションは、鮮やかなリゾートスタイルで幕を開けた。洋服を彩るのは、南国らしいピンクやブルー、それにラベンダー。カシミヤのスエットやスエードのコート、コットンジャケット、シフォンのドレスには手作業によるブリーチでパームツリーの柄を描き、足元にはクロコダイルのビーチサンダルを合わせる。とはいえ、南国のスタイルは、さすがに都会のワーキングウーマンには真似できない。そこで南国のスタイルは中盤以降、グレーやベージュ、ネイビーに変化。相変わらず足元はサンダルだが、色が変わるだけでスタイルは一気にシティライクに変わるから面白い。

トロピカルは、“ダイバーシティ”に富んだスタイルでもあるようだ。思えば南国でのバカンス、もしくはそんな気分になれるアーバンウエアは、人種や年齢、体型を問わず、誰もが憧れるもの。汗をかく肌にまとわりつかないリラックスシルエットは、ちょっぴり太めの女性でも楽しめるスタイルだ。

頭から被るだけ、腰に巻くだけ、ガバっと羽織るだけでいつでも、どこでも、誰でも楽しく、カッコよくなれる今シーズンの「マイケル・コース コレクション」は、引き続き彼らしい“ユーティリティ”と“ダイバーシティ”に溢れている。

レスリー・キーが豪華300人が登場するショートムービーを公開 ユーミンの名曲を採用

レスリー・キーが、2020年の東京オリンピック・パラリンピック応援メッセージ企画の一環として、自身が監督した2本のショートムービーを公開した。ユーミンこと松任谷由実の名曲「やさしさに包まれたなら」が流れる中で、バージョン1では日本を代表するダンサーとして海外でも活躍するアヤバンビ(AYABAMBI)からスタートし、黒木メイサや斎藤工、壇蜜や、空手の胴着を着た岩城滉一、和服姿の藤原紀香、上半身裸のサッカーの槙野智章選手、再婚で話題の藤あや子や五木ひろし、ジャルジャルなど、スポーツ選手や人気のモデル、俳優、お笑い、演歌歌手、歌舞伎役者まで幅広く起用。森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナーや国立競技場をデザインした隈研吾も登場する。バージョン2ではローラからスタートし、荻野いづみ「アンテプリマ」クリエイティブ・ディレクターや丸山敬太「ケイタマルヤマ」デザイナー、松本伊代、林真理子、八代亜紀、吉木りさなどが顔をそろえ、ユーミンがトリを飾っている。

これは、NHKが企画・制作する 「2020レスリー・キーがつなぐポートレートメッセージ」の一環で、東京2020を応援するために、各界で活躍する人に夢や目標をボードに書いてもらい、レスリーが写真と映像を撮影するというプロジェクトの一環だ。すでに著名人350人と一般人650人を撮影し、NHKのホームページで写真を公開中。今回のムービーには著名人300人が登場する。

レスリーは、このプロジェクトについて「NHKの局長から昨秋に依頼があり、運命的な企画だなと思って協力することを決めた。私は東日本大震災の後、日本の人々を少しでも元気にしたいと思って『スーパースター』のテーマで300人のアーティストを撮影した。今回はみんなが2020年の東京オリンピック・パラリンピックを祝い、喜び、盛り上げる企画だけれど、人々とともに作り上げ、共感し、感動する部分は一緒だなと思ったし、僕はこういう企画に向いているなと思う。ずっと自分がやりたいこと、信じていることをやり続けてきてよかったなと思った。日本に来て23年目、ちょうど人生の半分を日本で過ごしてきたことになる。日本中が夢を見る大事なイベントであり、スポーツ選手だけでなく、ファッションもアートも経済にとっても大きなチャンスに立ち合い、この企画が担当できて幸せ。あらためて日本に来てよかったと実感している」と思い入れを語る。

300人の撮影は、わずか3日間で行われたもの。「1人当たりはすごく短い時間だったけれども、いい時間を一緒に過ごして、楽しみながら、素敵なメッセージを一緒に仕込んでいけたらという気持ちで撮影に臨んだ。今回のテーマは『夢』『奇跡』『メッセージ』の3つだ。選手たちは大きな夢を持ち、人々の期待を背負い、プライドを持って世界と戦うのだから、夢と希望はとても大切。だから、色紙という、とても日本らしくて美しいものに、自分の夢や目標を書いてもらった。オリンピックだから五輪カラーの5色から選んでもらい、5秒でどう自分を表現するのかに挑戦してもらった。そして、一人ひとりの個性が出るように、全身なのか顔のアップなのか、笑顔なのか真顔なのか、キックなのかダンスなのか静止しているのかなど動きや構図を一緒に考えていった」と舞台裏を明かす。

豪華出演者のキャスティングについては、「老若男女、各ジャンルで日本を代表するような人々を幅広くラインアップしたいと思い、鈴木福くんから、湯川玲子さんまで登場してもらった。8割は自分が付き合いがあるアーティストで、遊びに来る気持ちで参加してもらった。僕の仕事では、女優さんや俳優さん、アーティストやモデルなどは多いけれども、建築家や同じフォトグラファー、脚本家などの方々とはあまり接点がなかった。だから今回はこれを機に、繰上和美さんや隈研吾さん、小山訓堂さんなど、僕が憧れている先輩や後輩で、各分野で活躍し、時代を超えてその存在や作品が生き残る、タイムレスな人々にもお願いして撮影させていただいた。

起用した曲は、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」だ。10代の頃からユーミンに憧れ、近年ではジャケットや写真集などを撮影して交流があるレスリーだが、今回、この曲に改めて出会ったのは偶然だという。「われわれアートの仕事でも、表現者との仕事はタイミングや出会い、経験も大事だが、ラック(幸運)や奇跡も大切だ。今回のテーマとして『夢』『奇跡』『メッセージ』を掲げたので、その3ワードをネット検索してみたら、この曲一番最初に出てきた。ホント、運命的だし、この企画にピッタリの曲だと思った。ユーミンは13歳からずっと聞いている、自分の心の中に息づいている大好きなアーティストで、『やさしさに包まれたなら』は本当に大切な曲。もうこれしかないと、ユーミンと松任谷正隆さんに直接話をして提供をお願いした。

フォトグラファーとしてのイメージが強いレスリーだが、一昨年から映像にも挑戦し始めている。「15年5月に河瀨直美監督にカンヌ映画祭に連れて行ってもらったこと。たくさんの映像監督たちに会ったが、映像と写真は表現方法も表現できることも異なりながらも、世の中にメッセージを伝えられると感じて、映像も始めた。最近は、『H&M』のゴールデンウィーク企画で柴咲コウや、若いインフルエンサーたちの映像も撮った。映像作家としてはまだ2年目だが、自分のステップアップにもつなげていきたいと思う。YouTubeにも上げたので、気軽に映像を見て、元気をもらい、夢や希望を抱いてもらえたら」。

「ルイ・ヴィトン」がブロックチェーン技術を導入 消費者は商品の製造工程や真贋の確認が可能に

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、原材料が調達された国や製造工程などの記録を消費者が追跡でき、製品が本物かどうかも確認できるプラットフォームを導入する。

同社は、マイクロソフト(MICROSOFT)と米ブロックチェーン開発企業のコンセンシス(CONSENSYS)と提携し、イーサリアム(ETHEREUM)のブロックチェーン技術とマイクロソフトのクラウドコンピューティングを活用した「オーラ(AURA)」というプラットフォームを発表した。ラグジュアリーブランドでは初となる試みで、まず傘下ブランドの「ルイ・ヴィトン」とパルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)で導入し、順次拡大していく。将来的には、他社のラグジュアリーブランドにも普及させていきたい考えだ。

「オーラ」を利用すると、原材料の調達から店頭に並ぶまでの各ステップで、さまざまな情報が複製不可能な状態でブロックチェーン上に記録される。それらの情報を含むQRコードを製品に付けることで、消費者はブランドのアプリを使ってそれを確認できるという仕組みだ。LVMHは、「ブロックチェーン上において情報は分散的に保存され、変更不可能だ。消費者は、透明性の高い情報に基づいてより倫理的な製品を選ぶことが可能になる」と説明する。

また「オーラ」では製品が最初にどこで購入され、いつリセールに出されたのかなどの情報も提供されるため、グレーマーケットにも光を当てることになるだろう。近年、ラグジュアリー製品のECや二次流通市場の隆盛とともに、模造品や盗品の流通、詐欺などの問題が増加している。そうした中、「オーラ」を利用することで、いわば製品の“身元”をデジタル上で証明できるようになる。こうした技術を利用し、LVMHは近い将来、「ルイ・ヴィトン」の全製品を正規品として認定するという。

フランスの暗号化テクノロジー企業アリアニー(ARIANEE)のフレデリック・モンタニョン(Frederic Montagnon)会長は、「デジタル化を推進する企業や個人にとって、プライバシーやサイバーセキュリティーの確保は非常に重要な問題だ。ユーザー側が情報を管理できるようにすると同時に、情報漏えいを防げるよう、情報システムの設計を考え直すべき時がきた」とコメントした。

なお、「ルイ・ヴィトン」はデジタルテクノロジーを別の方向でも活用しており、柔軟性のあるデジタルスクリーンをはめ込んだバッグを5月8日に開催した2020年プレ・スプリング・コレクションのショーで発表している。

「トーガ」19-20年秋冬はエレガンスとカジュアルのせめぎ合い テーラードジャケットやフェザーがカギ

「トーガ(TOGA)」は、ロンドン・ファッション・ウイークで2019-20年秋冬物を発表した。会場に選んだのは、地域住民向けのレジャーセンターという体育館。サイクリングパンツが登場した前シーズンに続き、会場選びからして今季もスポーツムード全開かと思いきや、出てきたルックはぐっとシックな印象だ。この間トレンドとしてストリートスタイルが続いていたが、エレガンスへの回帰はここにきて決定的。ただし、カジュアルに慣れた身には直球のエレガンスはハードルが高い。その点からいって、「トーガ」のエレガンスのハズシ方は参考になるポイントが豊富だ。

冒頭は、オーバーサイズのテーラードジャケットを主役にしたスタイル。幅の太いピークトラペルをポイントにした正統派ジャケットに、長靴風のニーハイブーツやモダンアートのようなブローチを合わせてポイントにする。ジャケットにスラックスを合わせた王道のマニッシュルックは、ウエストベルトからチェーンで吊ったサイハイブーツやランジェリーのチラ見せといった要素で遊びを加える。全体的に、ボトムの丈が短くなって、軽快な雰囲気が強まっているのも特徴だ。

ゴージャスなフェザー使いも今季のポイント。フェザーとオーガンジーを組み合わせたブラウスは、あえてサスペンダーパンツと合わせてカジュアルダウンする。フェザーを飾ったテーラードジャケットは、ウールではなくダイバースーツに使うような素材感。ブーツやギャザーシューズはポインテッドトーのきれいめな印象ながら、スニーカーソール製。そんな風に、そこかしこにエレガンスとカジュアルのせめぎ合いがある。

最先端サステイナブル素材はパイナップルやオレンジ由来 2人のキーパーソンに新コレクションを聞く

「H&M」は、サステイナブル素材を駆使したハイエンド・コレクション“コンシャス・エクスクルーシブ(CONSCIOUSEXCLUSIVE)”の新作を4月11日に発売する。9回目となる2019年春夏のインスピレーション源は、“自然の美しさと癒しの力”。レッドカーペットでも着用できることを掲げるコレクションらしくスパンコールやラッフルをあしらったドラマチックなイブニングドレスや、テンセルとオーガニックリネンを用いたテーラードセットアップをはじめ、リヨセルや再生ポリエステル製のよりカジュアルなプリントアイテムまでをそろえる。さらに、再生プラスチックや再生シルバーと半貴石を組み合わせたジュエリーや、再生ポリエステル製の水着などもラインアップ。植物やミネラルなど自然界の優しい色味を基調にした、リラックスムードを感じるコレクションに仕上がっている。

同コレクションの最大の特徴は最先端のサステイナブル素材を積極的に取り入れていることで、これまで海洋に投棄されたプラスチックを原料にした再生ポリエステル「バイオニック(Bionic)」や漁業網などのナイロン廃棄物を100%再生した「エコニール(Econyl)」などをフィーチャーしてきた。今シーズンは新たな素材として、パイナップルの葉から取り出したセルロース繊維で作られた天然皮革の代替素材「ピニャテックス(Pinatex)」、柑橘系ジュース類の副産物をリサイクルしたシルクのような質感の「オレンジファイバー(OrangeFiber)」、植物由来で柔軟性のある発泡素材「ブルームフォーム(BLOOMForm)」を採用している。

また、今回は発売に先駆けて、4月6日に日本初のポップアップストアを東京・南青山のラコレッツィオーネに1日限定でオープン。会場では、同コレクションを販売するほか、オーガニックコットンや再生ポリエステルなどベーシックなサステイナブル素材のみを使った“コンシャス・コレクション(CONSCIOUSCOLLECTION)”のウィメンズとキッズアイテムもそろえる。

1月末にドイツ・ベルリンで開催された“コンシャス・エクスクルーシブ”発表イベントに登壇したアン・ソフィー・ヨハンソン(AnnSofieJohansson)=クリエイティブ・アドバイザーとセシリア・ブランステン(CeciliaBransten)環境サステイナビリティー統括責任者に、コレクションの製作背景からサステイナビリティーに関する取り組みの現状までを聞いた。

まず、イベントをベルリンで開催した理由は?

ベルリンは、ボヘミアンな街でアートやクリエイティブ・シーンも活発。なので、今回のコレクションのコンセプトにぴったりだと思いました。

2012年にスタートし、9回目になる“コンシャス・エクスクルーシブ”だが、今回はよりカジュアルな印象を受けた。今シーズンのポイントは?

今回は確かにカジュアルなアイテムが多いですが、ただ「カジュアル」というよりも「ボヘミアン」という表現がふさわしいかもしれません。ロサンゼルスの雰囲気をほうふつとさせるリラックススタイルが特徴です。しかし、“コンシャス・エクスクルーシブ”のDNAは最初から一貫して変わらず、特別な日にドレスアップできるアイテムをそろえるとともに、毎回最先端のサステイナブル素材を採用しています。

イナップルの葉から作られたレザーの代替素材など今回もユニークな素材使いが目を引く。新たに採用した素材について教えてほしい。

セシリア・ブランステン「H&M」環境サステイナビリティー統括責任者(以下、ブランステン):革新的な天然繊維の「ピニャテックス」は、収穫の際の廃棄物だった葉の部分を天然皮革の優れた代替品として生まれ変わらせたもの。今までは行きどころのなかったものを無駄なく再利用して、レザーのような素材を作り出すことができました。今回発表したジャケット一着には、およそ16kgのパイナップルの葉が使われています。また、オレンジファイバーに関しては、H&Mファンデーション(H&MFOUNDATION)が主催する第1回「グローバル・チェンジ・アワード(GlobalChangeAward)」(循環型のファッション業界を実現するための革新的なアイデアを競うコンペティション)で受賞したアイデアです。このアワードから生まれた素材を使えることは、非常にうれしいですね。そして、「ブルームフォーム」は、(藻類の大量発生による有害な水の着色現象である)藻類ブルームを引き起こす可能性の高い淡水域から集めた藻類バイオマスを使用した、植物由来の柔軟性のある発泡素材です。今回はサンダルのソールに使用されていますが、靴のソールの代替品はなかなか他にないので、今後の広がりをかなり期待できるのではないかと感じています。

昨年には初の秋冬コレクションを発表した。今後も春夏だけでなく秋冬を提案していく予定か?

次回の新素材についてはまだお伝えできませんが、もちろん全く新しいものを使用したコレクションを提案する予定です。もしかしたら、素材ではなく、染色やプリントなど生産工程にフォーカスしたものになるかもしれません。いずれにしても、包括的によりサステイナブルなものになります。年々、私たちが使用してきたサステイナブル素材のリストは増えています。例えば、昨年の秋冬コレクションではベルベットを採用。ただし、開発期間は2年にも及びました。新素材の開発は本当に時間がかかるため、サプライヤーと密に連携をとる必要があるのです。

現在は素材へのフォーカスが中心だが、今後は生産工程に関しても最先端のサステイナブルな方法を取り入れていくということか?

「H&M」では生産工程において化学薬品の使用に関する厳しい規制が設けられていたりとさまざまなことに取り組んでいて、現状でも可能な限りサステイナブルであるように努めていると言えます。今後は「ドライダイ(Drydye)」など水を使わない染色方法にもチャレンジしてみたいと思っていますし、大量の水を必要とするプリントの工程においても他の可能性を探る必要があると考えています。なので、素材だけでなくサステイナブルな生産工程をフォーカスすることも、今後のコレクションでは視野に入れていく予定です。

今シーズンはウィメンズのみの提案だが、メンズやキッズにも取り組む予定は?

そうですね。コレクションのテーマやコンセプトにフィットするようであれば、また是非発表したいですね。キッズに関してはWWFとのコラボレーションや通常のコレクションなどでも積極的にサステイナブルなアイテムを手掛けていますし、メンズもニーズを感じているので、必ず取り組んでいきたいと考えています。

中で“コンシャス・エクスクルーシブ”が担う役割とは?

“コンシャス・エクスクルーシブ”の良いところは、「H&M」が取り組んでいるサステイナブル・ファッションへの理解や認知を高めることができる点です。持続可能なファッションに関心を持つ人とのつながりを深めることはとても重要だと考えていますし、サステイナブル・ファッションが“ファッション”として成り立つことを知っていただくのは非常に大切です。サステイナブルな商品を発売しても、誰も着用しなかったら結果的にサステイナブルではありませんよね。なので、サステイナブル・ファッションであっても“ファッション”が何よりも重要な要素であり、最優先されるべきだと考えています。

“2030年までに全ての商品をサステイナブルまたはリサイクル素材に切り替えること”を目指しているが、それは「H&M」のみか?それとも、グループ全体か?

「H&M」だけでなく「コス(COS)」や「&アザーストーリーズ(&OTHERSTORIES)」などH&Mグループの全ブランドにおいて実現する計画で、そこには「H&Mホーム(H&MHOME)」も含まれます。

すでに全素材のうち57%がサステイナブルまたはリサイクル素材になっています。“2020年までに100%のコットンをリサイクルまたはサステイナブル・コットンに切り替える”という目標も掲げているのですが、これについては現時点ですでに95%を達成しています。

通常のコレクションでも、かなりサステイナブル素材への移行が進んでいるということだが、逆にどういった点で“コンシャス・エクスクルーシブ”は異なるのか?

はい、「H&M」では全商品においてサステイナビリティーを意識しています。ですが、“コンシャス・エクスクルーシブ”ではパイナップルの葉やオレンジの皮に由来する繊維など最新のサステイナブル素材を採用していて、サステイナビリティーという視点でさらに一歩先を行くコレクションになります。通常のコレクションには最先端の素材は使われませんから。これらの新素材は、いずれ規模が拡大して通常の商品にも使われるようになるかもしれませんが、現在のところは“コンシャス・エクスクルーシブ”で実験的に使い、素材の可能性やお客さまの反応を見ています。なので、新素材を実験的に使用することが、このコレクションの大きな特徴ともいえます。そして、ここから得た知識や経験を生かして、最終的には通常のコレクションにも使えたらと考えています。

実際のところ、テンセルは“コンシャス・エクスクルーシブ”でまず採用し、そこから通常の商品にも使われるようになりました。再生ポリエステルも同様で、今や世界最大規模のユーザーになっています。もしかしたら、次は「オレンジファイバー」や「ブルームフォーム」でそれを実現できるかもしれませんね。

今後あらゆる商品にサステイナブルな素材を用いることになると、商品の価格帯は変わる?

それはありません。“コンシャス・エクスクルーシブ”に関しては、特別な新素材を取り入れているため、高めの価格帯に設定されています。一方、通常のコレクションに関しては幅広い商品をラインアップしているため、価格の低いものから高いものまでがあります。例えば、ドレスなど特別な日に着用できるようなアイテムは高価格帯に設定されていますが、Tシャツやパンツなどベーシックなものに関してはロープライスです。今後も全体の仕組みは変わることはなく、サステイナブル素材が取り入れられるために全体の価格が上がることはありません。サステイナブルな商品は、一部の人だけのものではなく、全ての人の手に届くものでなければならないと考えています。

H&Mのような大企業がサステイナビリティーに対する取り組みを行うことの意義をどのように考えているか?

非常に重要です。大企業として大きな責任があるのはもちろんですが、それと同時にファッション業界に大きなインパクトを与えて抜本的な変化を起こすことができる可能性を秘めています。そういう意味では、大きなチャンスと言えるでしょう。

そうですね。真の変化を起こしたい時、それを実現させるために多くの人にリアルにリーチできるH&Mの世界的な規模は有益だと思います。

近年、消費者のサステイナビリティーへの意識も高まっているように感じるが、この変化をどのように受け止めているか?

まさに世の中のサステイナビリティーへの意識は高まっています。特に若い世代の間で浸透しているようで、彼らは洋服がどこでどのように作られたかに高い関心を持っているのです。私がH&Mに入社した1980年代を振り返ってみると本当に大きな変化ですが、私たちは正しい方向に進んでいると思います。今後、(世界の人口が増える一方で資源は減っていく中で)これまでと同じようにビジネスを継続することは難しくなります。そのため、新しい方法を見つける必要があり、ファッションの循環型アプローチが重要になります。すなわち、REWEAR(再着用)、REUSE(再利用)、そしてRECYCLE(リサイクル)が唯一の手段であり、私たちが前進する鍵になるのです。もちろん私たちはファッションを愛し続けますが、そのうえで将来的に全てのものがサステイナブルになることを目指しています。ファッションとサステイナビリティーは、もっともっと密接な関係であるべきだと考えています。

多くの人が責任感を持って、サステイナブルな選択と決断をし始めていることは、とても素敵なことです。そして、サステイナビリティーへの意識を持っている消費者が、私たちにアクションを起こさせることもあります。例えば、“コンシャス・エクスクルーシブ”では、生産工程の透明性を示すためにオンラインで生産国や工場、従業員、原材料を紹介しています。また、われわれは“2030年までに、100%の素材をサステイナブルまたはリサイクル素材に切り替えること”以外にも、“2020年までに2万トンの古着を回収すること”や“2040年までにクライメット・ポジティブになること”を目標に掲げています。短期的ではなく長期的なゴールを設定し、それに向かって取り組んでいくことが大切です。

1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース個人」のオーサーも務める。

ドバイのストリートカルチャーの祭典「ソールDXB」とは

ドバイなどの中東地域は近年、ラグジュアリーブランドにとって重要な市場となっているが、ストリートウエアやスポーツブランドにとっても同市場は非常に魅力的だ。ドバイ市場は若年層が多いため、ブランドは彼らとより直接的に結び付く方法を探している。

その答えの一つが「ソールDXB(SOLE DXB)」だ。スニーカー、音楽、アート、ライフスタイルなどを融合したイベントで、広告代理店サーチ・アンド・サーチ(SAATCHI & SAATCHI)でクリエイティブを担当していたフセイン・モルーボイ(Hussain Moloobhoy)と知人のラジャット・マロートラー(Rajat Malhotra)を含む4人が集まって2010年にスタートして以来、毎年開催されている。18年は12月6~8日に開催。

最初は短編映画の試写会といった小規模なイベントだったが、スニーカーを履いていることが参加条件だったこともあり、マロートラーらはドバイにヒップホップやスニーカーに興味がある消費者がたくさんいることに気づいたという。イベントの規模は次第に拡大していき、17年は約1万4000平方メートルの会場におよそ1万6000人の参加者が集まった。「アディダス(ADIDAS)」や「ナイキ(NIKE)」などの大手スポーツブランドの他、ラグジュアリーECの「ファーフェッチ(FARFETCH)」が出店。またラグジュアリーブランドの「ケンゾー(KENZO)」と「ディオール(DIOR)」が17年に初出店し、「ディオール」は18年も出店する。

「市場が比較的小さいため、最初はブランドをどう説得するかを考える必要があったが、ここ3年ぐらいで風向きが変わってきた」とマロートラーは語る。「世界中の若者が同じメディアを見て育っているので、ドバイでも世界と同じブランドの需要があり、ブランド側もより多くの製品をドロップ(発売)するようになってきた。それに加え、僕たちとしては地元ブランドを発掘し、プラットフォームを提供したいと思っている」。過去のイベントでは、80~90年代のヒップホップやグライム、日本のファッションなどがテーマだったが、今年は南アフリカのクリエイターをフィーチャーする。また、バスケットボールとスニーカー文化に関するドキュメンタリー映画「ロックラバー45s(Rock Rubber 45s)」も上映する。イベントの入場料は、1日パスがおよそ55ドル(約6215円)、ウイークエンドパスが同80ドル(約9040円)。

マロートラーによれば、「ソールDXB」の参加者の72%が18~34歳で、男女比はそれぞれ54%と46%とほぼ半々だ。「ファッション、音楽、そしてワークショップを通じて進化を見せていきたい。このイベントは特定の地域向けではないし、ドバイには世界中の人たちが集まる。音楽やアートのプログラムも、伝統的なものと現代的なものを混ぜている」。なお、17年のパネルディスカッションには藤原ヒロシが登壇している。

「アディダス」は初回から出店しており、今年は4フロア分のスペースを確保。うち1フロアは若い女性をターゲットとした“ファルコン(FALCON)”を中心に陳列し、ストリートサッカーであるパナ・ゲーム用のケージを設置する。アルノー・ジャンジラール(Arnaud Jeangirard)「アディダス」スタイル・ビジネスディレクターは、「『ソールDXB』にはストリートカルチャーの全てがある。流行に敏感な消費者が集まるので、ブランドにとっても出店するメリットがある。消費者にブランドの世界観やストーリーを伝えて、“体験”を提供することは非常に重要だが、地元シーンとのつながりがあるこのイベントはその素晴らしい機会だ」と述べた。

「ファーフェッチ」は、スニーカーのリセールストア「スタジアム・グッズ(STADIUM GOODS)」と提携して「ソールDXB」で限定品のスニーカーを販売するなど、実店舗とECの融合を実現している。「ファーフェッチ」は中東での売り上げを開示していないが、他の地域より若く、モバイルで買い物する消費者が多いとコメントした。

トルコのストリートウエアブランド「レス ベンジャミンズ(LES BENJAMINS)」は、19年春夏コレクションを自社旗艦店より先に「ソールDXB」で発売する他、トルコのグラフィティ・アーティストとのワークショップを開催する。同ブランドのブンヤミン・アイドゥン(Bunyamin Aydin)創業者兼クリエイティブ・ディレクターは、「売り上げも重要だが、若いデザイナーやアーティストを支援し、若者に希望を与えることが何より大切だ。ストーリーテリングはリアルである必要があるし、マーケティングではごまかせないものだ」と説明した。

オルセン姉妹の「エリザベス アンド ジェームス」がお手頃価格にリニューアル

アシュリー・オルセン(Ashley Olsen)とメアリー・ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)姉妹のアパレルブランド「エリザベス アンド ジェームス(ELIZABETH AND JAMES)」が、米百貨店コールズ(KOHL’S)との独占契約を結んだ。

オルセン姉妹はメインブランドとして「ザ・ロウ(THE ROW)」を手掛けており、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)による「CFDAアワード」を3度受賞している。「エリザベス アンド ジェームス」はセカンドラインにあたるが、サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)やブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE’S)、ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)などの米高級百貨店や、ECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」などで2018年秋冬まで販売されていた。今回の提携を機に手頃な価格帯のブランドにリニューアルし、新コレクションは19年のホリデーシーズンに向けて11月頃からコールズの店頭とECで独占的に販売される。

メアリー・ケイトは、「『エリザベス アンド ジェームス』を、品質やフィット感を犠牲にすることなく、洗練されたファッションを手の届く価格帯で提供するライフスタイルブランドにしたい。ブランドの新たな時代が幕を開けるにあたって、コールズは最適なパートナーだと思う。同百貨店の充実した店舗網とECにより、さらに広い消費者層に製品を届けられる」と述べた。

アシュリーは、「コールズはオムニチャネルへの取り組みなど、画期的な戦略で成功している。以前から、『エリザベス アンド ジェームス』はもっと幅広い顧客層にアピールするブランドだと思っていたが、コールズとの提携によってそれが実現できる。メアリー・ケイトも私も、顧客に新たな買い物体験を提供できることをうれしく思っているし、ライフスタイル製品なども作りたい」とコメントした。なお、姉妹は宣伝にも積極的に関わり、SNSで発信することはもちろん、イベントなどにも登場する予定。ほかのブランドとのコラボレーションなども前向きに検討しているが、まだ公表できる段階にないという。

ミシェル・ガス(Michelle Gass)=コールズ最高経営責任者は、「デザイナーとしてファッション業界で高く評価されているメアリー・ケイトとアシュリーのオルセン姉妹と提携し、『エリザベス アンド ジェームス』を全米の顧客に届けることができてうれしく思う。同ブランドは新たな顧客、特にミレニアル世代を引き付けてくれるだろう」と述べた。同ブランドの価格帯はまだ決定していないが、トップスやジーンズ、ワンピースを40~70ドル(約4440~7770円)で販売している「LC ローレン・コンラッド(LC LAUREN CONRAD)」や「シンプリーヴェラ ヴェラ・ウォン(SIMPLY VERA VERA WANG)」など、コールズで取り扱っているほかのブランドと同程度もしくはやや高めが想定されている。

「エリザベス アンド ジェームス」は今後も独立した事業として経営され、創業者兼クリエイティブ・ディレクターであるオルセン姉妹がコレクションのデザインや開発を行うが、生産や管理はコールズが担当する。取り扱い分野はアパレル、アクセサリー、ビューティからスタートし、その後は顧客の投票によって変更していくほか、30日ごとに新たな製品を投入するという。なお、同ブランドで唯一の直営店がロサンゼルスのショッピングモール、ザ・グローブ(THE GROVE)にあったが、現在は閉鎖されている。

カンナビス とリメイクデニムを発売

ビンテージアイテムをリメイクするウィメンズブランド「77 サーカ(77 CIRCA)」は、東京・新宿のセレクトショップ「カンナビス レディース(CANNABIS LADIES)」内にショップインショップを5月13~28日に開き、限定のコラボコレクションを発売する。

3度目となる同コレクションは、“WRAP UP(くるまる)”がテーマ。アフガンストールをキーアイテムに、すべて古着のデニムジャケットとデニムパンツをベースにしている。デニムジャケットの襟部分にアフガンストールを縫い付けてフードにリメイクしたり、デニムパンツのフロントにアフガンストールを縫い付けて左右で異なるデニムを組み合わせたりするなど、すべて1点モノのアイテムとなる。

「77 サーカ」は、“1977年前後に生まれた私たちは、私たちに共感していただける方々と共に、それぞれの背景、文化を反映し、形を産み、選別し、リリースしていきます”をコンセプトに2014-15年秋冬にスタート。ブランド名の“サーカ”は“約”“およそ”“頃”を表すラテン語と、森山直樹デザイナーの生まれ年である1977年に由来する。